2020年06月19日 1629号

【民意を聞かないなら、現場で止める/「あつまれ辺野古」共同代表、「ヘリパッドいらない住民の会」儀保昇さん】

 6月7日は県議選投票日。玉城デニー県政支援のために、与党議員候補勝利へ1か月奮闘してきました。8日未明にはいい知らせが聞けるはずです。

 政府は選挙結果にかかわらず、工事を始めるぞと威圧しています。辺野古の沖合に運搬船が20隻近く停泊しています。参院選で大勝した直後もそんなことがありました。辺野古では8日から座り込みを始めます。

 「あつまれ辺野古」は個人が結集したフットワークが軽い団体です。昨年4月の500人行動や12月の連続5日大行動などで工事を止めることができました。ZENKOの参加に大変感謝しています。民意をどんなに示しても聞く耳を持たない政府。ならば現地で、直接止める。手ごたえを感じます。

 ヘリパッド建設が行われている北部訓練場。まだ工事は完了していません。希少生物ノグチゲラの営巣期間で6月中は工事できません。これまで、許可された範囲を越えて森林伐採をする違法工事をしています。昨年12月、その調査に行ったところ、警察が待ち構えており現行犯逮捕。2月にはビデオを証拠に令状逮捕。述べ9人が勾留され、他に2人が取り調べを受けました。刑特法(日米地位協定にともなう刑事特別法)違反の容疑らしい。これで起訴は無理があるので処分保留のまま。「接触禁止」の条件を付けられているため、仲間と会うこともできない。闘いをつぶすためでしょうが、工夫しながら闘っていきます。

 現地の宿泊施設「ブロッコリーハウス」は自炊もできます。今度500坪ほどの畑を開墾し、手分けして豆やイモを育てます。コロナ危機の中で、何が一番大切なのか、みんなに気がついてほしいと願っています。
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