2020年06月19日 1629号

【7・5都知事選挙変えよう東京 「都民の生存権をかけて」と宇都宮健児さん 6・3呼びかけ人集会】

 6月3日、「7・5都知事選挙変えよう東京」をかかげ「市民と野党の共闘の実現で都政の転換をめざす呼びかけ人会議」(代表浜矩子同志社大学教授、五十嵐仁法政大学名誉教授、永山利和日本大学名誉教授)が都内で集会を開いた。

 立憲民主党、国民民主党、日本共産党、社民党、新社会党、緑の党が参加し、小池都政下のコロナ対策、格差貧困拡大を批判。市民と野党の共闘で都知事選を闘う決意が語られた。

 集会後半、立候補を表明した宇都宮健児さん(弁護士、元日弁連会長)が登壇、決意を述べた。宇都宮さんは「コロナ禍のもとで都民一人ひとりの生存権のかかった選挙」と争点を明確にし、医療、中小企業、くらしを守ると宣言した。反貧困のこれまでの活動を背景に、非正規労働者や弱者に寄り添う言葉に力がこもる。

 この集会に野党がそろうのか、候補者が決まり登場するのか、多くの市民が注視していたが、大きく前へ進むこととなった。闘う陣形が整った要因は、コロナ失政に対する小池、安倍への怒りの増大が政党、候補者を動かしたことだ。市民は地域から「知名度・タレント頼みをやめて政策で候補一本化を」「安倍、小池にはうんざりだ。ストップ安倍≠フ政治戦に」「都のコロナ対策はダメ。命のかかる選挙だ。候補に名前の挙がる人も相互協力を」など要望をあげていた。

 小池都政を倒すことは安倍政権退陣につながる。7月5日まで怒りを大きく束ねる選挙がスタートした。

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