2020年07月24日 1634号

【設計変更申請は不承認だ/沖縄を支える意見書の集中を/東京でキックオフ集会】

 7月12日東京で、辺野古の海を土砂で埋めるな!首都圏連絡会(埋めるな!連)が主催し「『変更承認申請書』に意見書を!キックオフ集会」が開かれた。コロナ感染が拡大する中、3人がけの真ん中を空ける対策をとり、沖縄平和市民連絡会の北上田毅(きたうえだつよし)さんが沖縄からウェブで講演した。

 冒頭、「米軍基地でコロナ感染者が61名。キャンプハンセンと普天間閉鎖を知事が要求している」と緊迫した状況を語り、『辺野古・変更申請書の概要と問題点』を提起。「沖縄防衛局が設計概要変更承認申請書を沖縄県に提出したのがコロナ禍の4月21日。『告示・縦覧』が7月下旬にも始まる。県の内容審査を経て年末〜来年初め可否判断がなされる。3週間の縦覧期間中に利害関係者は知事に意見書を提出できる。税金を使う辺野古工事は誰もが利害関係者。全国から意見書集中を」と呼びかける。

 技術面・環境・工費・工期等深刻な問題点は多岐にわたる。「活断層を警告する立石雅昭新潟大学名誉教授ら専門家グループが大浦湾の軟弱地盤を分析・検討。海面下90mのB27地点でもせん断強度試験を行われていたことが判明した。防衛省が虚偽説明で隠蔽していたデータで計算すると震度1〜2の地震でケーソン護岸は崩壊する可能性が高い」と強調。「2013年埋め立て承認時の3371通を超える意見書を集めよう」と訴えた。

 最後に、埋めるな!連が「オール沖縄会議も呼びかけている。知事を励まし、不承認を支える意見書を出そう」と行動提起した。

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