2020年07月24日 1634号

【地域から7・25〜26ZENKOin大阪へ 7・24に都構想・カジノNO!デモも】

街頭に市民の怒り充満 維新市政は許せない 大阪市

 平和と民主主義をともにつくる会・大阪は、2020ZENKOin大阪(第50回平和と民主主義をめざす全国交歓会)を前に街頭で「大阪都構想」・カジノNOを市民に訴えている。

 大阪市は低額給付金10万円の給付率が6月末でも約10%だ。7月4日城東区で「都構想・カジノより10万円よこせアクション」、11日にも「10万円を早く!」「1491億円財政調整基金でコロナで苦しむ市民を救え!」のバナーを掲げて街頭行動を行った。

 「10万円届きました?」と声をかけると、「届いたよ。安心した」「まだ来てない」など、立ち止まってはくれない人からも声が返る。「まだかまだかと毎日銀行で見てるけどまだや」。はがき通知もなく、ホームページが見られない高齢者などには冷たい市政だ。

 「トップに立つ人が市民のほうを向いていたら、こんなに遅くならない。都構想も反対や」「はじめ維新をいいと思ってたが、だまされた。こんなやつら許せん。リコールやるべきや」と怒りの声。ZENKO分科会参加を働きかけるとチラシの持ち帰りも。コロナ問題アンケートや署名への協力も寄せられた。

 7月24日には市役所前から「都構想・カジノNO!安倍も維新もやめろ!集会&デモ」。スタッフは多くの参加を呼びかけている。


国策による差別 奥間さんの怒りを受けとめる 堺市

 7月2日、ZENKO堺河内長野は、あつまれ辺野古共同代表の奥間政則さんを招き、「ハンセン病と私」と題して集いを開きました。

 奥間さんは「強い兵隊の確保のためにハンセン病は国辱病とされ、国の優生思想が強制的な隔離、堕胎につながった」と前置き。唯一堕胎がなかった奄美大島の療養所で生まれ父母とは隔離され育ったこと、差別を受け苦しんだ父から殴られ心を閉ざしたこと、父の手記から戦時中の苦しい体験でハンセン病を患った事実を初めて知ったことなどを語り、参加者一同集中して聞き入りました。

 1日も休むことなく、ドローンを飛ばし、基地反対を訴える奥間さん。「50歳まで誘われても座り込みにも行かなかった。自分の人生を変えたのが父ちゃんの療養所での証言。ハンセン病ゆえに同僚から差別を受けた」。国策による差別に「人が人を殺せば犯罪。でも国が殺せば犯罪にならない。これがおかしい」と一喝。ZENKOin大阪を呼びかけた後、二次会も「今日の話をもっと多くの人に聞かせたい」と盛りあがり、奥間さんに連帯の激励バッグを贈呈しました。

(ZENKO堺河内長野・五十子(いかご)幸光)

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