2020年07月31日 1635号

【朝鮮学校をコロナ対策で差別するな/文科省前で拡大金曜行動】

 日本政府は高校無償化・幼保無償化からの排除に加え、新型コロナウイルス対策の支援でも朝鮮学校に対する差別を続けている。

 5月に創設された「『学びの継続』のための学生支援緊急給付金」では朝鮮大学校を支給対象から外し、外国人留学生にのみ「成績優秀者」の要件を課した。第2次補正予算に盛り込まれた様々な施策も、各種学校への言及がなく、朝鮮学校は対象外とされた。

 朝鮮学校「無償化」排除に反対する連絡会は7月17日、文部科学省前で「朝鮮学校にも差別なくコロナ支援制度の適用を」と訴える拡大金曜行動を実施した。

 発言した朝鮮高校オモニ会メンバーは「文科省のみなさん、私たちは透明人間ではない。根を張り、ちゃんと生きている。いなかったこと、なかったことにしないでください。日本政府は国際化先進国とアピールするが、差別がどういうことか分かっているのか」と問いかけ、「朝鮮学校に無償化を適用せよ」とコールをリードした。

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