2020年08月28日 1638号

【「戦争法」違憲訴訟控訴審 違憲判断求め大阪で弁論開始】

 2015年9月安倍政権の戦争法(安保法制)強行に対し、全国22地方裁判所で原告約8千人が違憲性を問い賠償や差し止めを求め提訴した。現在までに札幌、東京、大阪、高知各地裁で請求を退ける不当判決が出され、いずれもただちに控訴し、高裁で憲法判断を求め闘いが続いている。

 8月5日、462人が控訴人となった大阪高裁控訴審の第1回口頭弁論が開かれた。傍聴席100以上の法廷だが感染防止で30人に制限された傍聴者が見守る中、一回結審≠ヘ許さず、証人(半田滋元東京新聞論説委員)を申請し、実質審理の足掛かりへ。

 報告集会で「戦争法」違憲訴訟の会・服部良一共同代表は「憲法判断は容易ではないが、イラク派兵や靖国でも高裁で違憲の判決も。敵基地攻撃能力などとんでもないことまで登場し、この訴訟の意義はますます大きい」と強調した。第2回期日は10月20日14時。

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