2020年08月28日 1638号

【「検査増やさぬ吉村やめろ」「都構想でなく暮らしにまわせ」 大阪市城東区で安倍・吉村・松井やめろデモ】

 「大阪『都構想』よりもコロナ対策、安倍・吉村・松井やめろデモ」が8月9日、大阪市城東区で行われた。ZENKO(平和と民主主義をめざす全国交歓会)と「平和と民主主義をともにつくる会・大阪」が呼びかけたもの。大阪市は学校で感染者が出ても、その学校の児童・生徒、教職員へのPCR検査は「濃厚接触者ではない」として行わない。「検査増やさぬ吉村やめろ」「病院つぶした維新はあかん」「都構想予算を暮らしにまわせ」―デモ隊が発するコールにベランダから手を振る市民もいた。

 大阪維新の会が進める大阪市解体4特別区化、いわゆる「都構想」は自治体を組み替える極めて重大な政治決定だ。にもかかわらず、自治の当事者である市民への説明会なども行われないまま、議会での手続きだけが済んでいく。8月18日に始まる大阪府、市の臨時議会で市解体の「協定書」を議決し、住民投票へと突き進むことをもくろんでいる。

 つくる会・大阪の山川よしやすさんは「採決が予定される市議会閉会日の9月3日に、全24区役所と市役所庁舎前で反対行動に取り組む」と決意を示した。行動は、都構想に反対する「大阪市守れ!大阪・市民交流会」の企画ともなり、さらに広い共闘をめざしている。

議会開会に 大阪府庁・市役所前で抗議アクション

 8月18日臨時議会開会日、大阪府庁と市役所前では、つくる会をはじめとして市民の抗議アクションが取り組まれた(詳報次号)。

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