2020年09月04日 1639号

【必要な時すぐPCR検査を 大阪府に交渉を申し入れ】

 憲法いかそう茨木市民の会は、大阪・茨木市でPCR検査を必要な時すぐに受けられるよう、茨木保健所と交渉を続けてきましたが、保健所も市役所も動く気配がありません。大本と交渉しようと大阪府健康医療課との交渉を申し入れました。

 主な要求は、(1)大阪府の各保健所管内に1か所以上のPCR検査センターを作る(2)PCR検査を委託する医療機関を増やす。そのために医師会、市役所との協議を加速する(3)検査対象を「濃厚接触者」に限定せず、介護・保育・医療で働く人たちが必要な時にすぐにPCR検査を受けられる制度を作る(4)PCR検査を拡大し陽性者の入院病床を確保するために医療従事者への賃金を増額する(5)病床数を削減する「地域医療構想」を撤回する―などです。

 以上を茨木市、大阪市、寝屋川市の市民運動団体と平和と民主主義をめざす全国交歓会の連名で要請書にして大阪府庁に送り折衝したところ、話し合いの場を9月4日までに設けるとの約束を得ました。

 PCR検査センターは中核市などが独自に設置していますが、府の保健所管内や大阪市では遅れています。吉村洋文知事は「7月中にPCR検査能力を1日3500件に増やす」と公言しましたが、今も最大2500件を超える程度で増えません。私たち市民と現場の労働者の切実な要求を伝える交渉にしたいです。

(憲法いかそう茨木市民の会・小山潔) 
MDSホームページに戻る   週刊MDSトップに戻る
Copyright Weekly MDS