2020年09月04日 1639号

【弱い人が死んでいいのか/臨時国会ただちに開け/国会前900人がスタンディング】

 8月19日、総がかり行動実行委員会と安倍9条改憲NO!全国市民アクション共催の国会議員会館前スタンディングに900人が参加。コロナ禍と猛暑の中、距離をとり「いのちをまもれ/臨時国会ただちに開け/敵基地攻撃は憲法違反/安倍改憲発議とめよう/安倍内閣退陣を」と訴えた。

 主催者あいさつに立った総がかり行動実行委員会の菱山南帆子さんは「侵略への謝罪なく歴史まで抹殺した安倍首相。補償なき休業要請は、補給なきインパール作戦―進軍命令と同じ人命軽視だ」と糾弾。立憲民主・共産・社民の国会議員は「コロナに夏休みはない。憲法53条に基づく臨時国会を開け」と声を大にする。市民が連帯のマイクを握る。安保法制違憲訴訟の会、児玉勇二さんは「戦争の危機切迫、人格権侵害を否定した東京地裁判決に負けない」と決意を語る。日韓民衆連帯全国ネットワークの渡辺健樹さんは「朝鮮戦争未終結こそ危機の根源」と米韓合同軍事演習反対に立ち上がる韓国民衆との連帯を呼びかけた。「熱中症で亡くなる方はエアコンがない家庭が多い。武蔵野・三鷹市に保健所がなく一人暮らしの情報が入らない」と命を奪う格差を指摘したのは看護師の宮子あずささん。反貧困ネットワークの瀬戸大作さんは「緊急ささえあい基金へSOSが入る。難民認定拒否で働けず所持金ゼロの外国人、住民票がなく定額給付金から排除される野宿の人。弱い立場の人がこれ以上死んでいいのか」と怒りをぶつけた。

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