2020年09月04日 1639号

【林市長リコール署名スタートへ 鶴見わいわいミーティング 横浜市】

 8月22日、横浜市鶴見区で林市長リコール成功へ「鶴見わいわいミーティング」が行われた。主催は平和と民主主義をともにつくる会・かながわ。

 基調報告で私は、改めて林市長リコールの必要性を訴えた。ラスベガスサンズなど有力カジノ業者が横浜から撤退、政府のIR基本方針も期限なしで延期となる中、8月19日には市のIR実施方針発表の再延期を表明せざるを得なくなった。しかし、市長は、今回の発表延期を「良い形でIRを推進するため」とするなど、コロナ禍にあっても何としてもカジノ誘致であり、リコールしかない。

 越智祥太医師(精神科医・ことぶき共同診療所)の講演では、深刻化するギャンブル依存症や家庭内DV問題とともに、世界中のカジノが壊滅的な打撃を受けて経営不振に陥り、日本への参入を見直す動きが急拡大している実態を報告した。こうした事態の中で、カジノばかりか、市内の米軍跡地にディズニーランド級のテーマパーク誘致を表明した林市長。越智医師は「カジノ投機的夢想(ファンタジー)土建政治だ」と批判。コロナ対策や市民の生活を重視する市政を実現するため、市長リコールを訴えた。

 事務局から、本番で使うリコール署名用紙を使って、署名の集め方を説明する。参加者から多くの質問も出され、いよいよ本番という雰囲気が高まってきた。

(平和と民主主義をともにつくる会・かながわ 青島まさはる)

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