2020年09月25日 1642号

【辺野古計画変更 不承認を/意見書提出運動広がる】

 辺野古新基地建設のための「公有水面埋立変更承認申請」は不承認としてください―そう求めて玉城デニー沖縄県知事宛てに意見書を提出する取り組みが各地に広がっている。

 9月13日、東京・上野駅公園口前では「辺野古の海を土砂で埋めるな!首都圏連絡会」による宣伝行動が行われた。30人が参加し、大浦湾の写真パネルや「辺野古に新基地造らせない!『意見書』を届けよう!」の横断幕を掲げて休日の上野の森を行き交う人びとに訴えた。

 「全国の誰でも一筆書くことで声を届けるチャンス」「5300種もの生きものがすむ生物多様性の海を壊してはいけない」「私も基地建設に反対です、と沖縄県に伝えましょう」の呼びかけに、足を止めて意見書ハガキにペンを走らせる人も少なくない。

 9月11日、大田区内で開かれた「市民連合おおたの会」結成総会。ZENKO(平和と民主主義をめざす全国交歓会)南部のメンバーが開会前に意見書への協力を呼びかけると、その場だけで6通集まった。総会の議論の中でも「次期首相最有力の菅は安倍路線を継承するという。それを許さないために、辺野古新基地建設は絶対に止めなくては」と発言し、玉城知事を励ます意見書運動の意義を強調した。

 ZENKO南部は20日、蒲田駅前で宣伝行動を行い、意見書集中のピッチを上げる。
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