2020年09月25日 1642号

【沖縄・上間芳子さんに応え 「税金は基地でなく命を守るために」 意見書現在155筆 大阪・枚方市】

 7月ZENKOin大阪での沖縄平和市民連絡会・上間芳子さんの呼びかけはググっと胸に来た。毎月必ず沖縄に代表派遣し続けてきた私たちを信頼して下さっての「設計変更不承認を求める意見書」集中の要請だ。「よっしゃ! 枚方から意見書100は集めるぞ!」。返信用封筒セット250を用意しすぐにとりくんだ。

 「枚方の駅前再開発(公の金を使って企業が金儲けする)の市民参加を求める署名」を集めるのと合わせて弾みがついた。会報の読者や近所のお店、沖縄に関心のある友人などに頼みまくった。「税金を払ってるのだからみんな利害関係人」など鉛筆でメモ書きしておいた。何人もが家族、知人にも広げてくれた。Kさんからは47人分が届いた。

 意見書には思いのこもった言葉がずらり。「国の横暴を認めない決断を」「民意を破壊するもの」「コロナに使って」「きれいな海は残して次の世代に」「環境破壊はお金で解決できるものではありません。今が正念場です」など。「今が正念場」、その通りだ! 今止めなくていつ止める?

 大浦湾のサンゴ7万4千群体を移植し、軟弱地盤改良に7万本以上の砂杭を打ち込む世界に例のない工事。できるかどうかもわからない工事に9300億円(県試算では2兆5500億円)の税金と12年以上をかける。震度1以上の地震が来れば護岸が崩壊する危険との専門家の意見すら発表されている。税金の無駄使いの最たるものだ!

 本土からの意見書は、何より「基地の問題は本土の問題」と全国から連帯できる意味ある闘いだ。一人でも多くの声が届くことを願う。枚方で集めた意見書は9月10日現在155筆。200目指すぞ!

(大阪・平和で豊かな枚方を市民みんなでつくる会・手塚美子)

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