2020年09月25日 1642号

【カジノ推進の林横浜市長リコールへ/10月5日署名開始を前に説明会/さよならカジノ鶴見リコールセンター】

 市民の反対の声に耳を貸さず「カジノ誘致」を推し進める林文子横浜市長リコール(解職請求)署名集めが10月5日スタートする。政令指定都市の市長に対するリコール直接請求は史上初。成立には有権者約313万人の横浜市の場合、約50万筆の署名が必要だ。

 平和と民主主義をともにつくる会・かながわを母体に設置された「さよならカジノ鶴見リコールセンター」は9月13日横浜・鶴見区内で、リコール署名をめぐる疑問に応え、意見を聞こうと説明会を開いた。

 ともにつくる会・かながわの青島まさはる代表があいさつ。「林市長はカジノ実施方針の延期を発表する一方、『よりよい条件下で実施したい。それが横浜市の財政を支える上で重要』と明言している。後ろ盾といわれる菅官房長官が次の首相最有力になり、市長は今、カジノをやりたいとご機嫌らしい。リコール署名成功のため、一点の曇りもなく理解を深めたい」

 署名期間は10月5日から12月4日までの2か月(衆院選があれば公示から投票までを除外し、その日数だけ期間を延長)。鶴見リコールセンターとして2万筆をめざす。「カジノ反対」の1点であらゆる人びと、団体に呼びかけ、明るく楽しい企画で開放的に活動する。1000人を超える鶴見区内の署名集め受任者とともに、家庭で近隣で、駅頭や区役所前、スーパー前、戸別訪問などあらゆる場所・方法で署名を集める。

 参加者からは質問・意見が相次いだ。「僕たちの役目は一つ。政権を監視し、政府の間違いをただすこと」「体調が悪く、直接対面して集めるのは難しい。知人に受任者登録してもらい、集めてもらおうと思う」「初めて署名を集める人は“これをしたらダメなのでは”と不安もある。そこをうまく穏やかに“そんなに怖いことじゃない”と伝えられるといいんだけれど」

 「鶴見区内13万世帯に全戸ビラ入れを」との提案もあり、必要な活動力量・経費なども踏まえて形態や規模を考慮しつつ具体化を検討していくこととなった。

 鶴見リコールセンターは22日15時、桜木町駅前に集合して「さよならカジノ横浜パレード」を行い、広く市民にリコール署名への協力を呼びかける。

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