2020年10月02日 1643号

【戦争法強行から5年/安倍改憲を押し返した/国会正門前に3500人】

 戦争法強行から丸5年の9月19日、「戦争法は廃止! いのちをまもれ! 改憲発議とめよう! 国会正門前行動」にコロナ禍の下で一番多い3500人が集まった。距離をとり、憲法違反の戦争法廃止へ新たな闘いを誓いあった。

 憲法共同センターの小田川義和さんが主催者あいさつ。「闘いの積み重ねが9条改憲を執拗に狙った安倍首相の野望を押し返した」と運動の成果を語り、「改憲も含め安倍政治のすべてを引き継ぐと公言した菅政権に説明責任を果たせ、と迫ろう」と呼びかけた。

 立憲野党が連帯あいさつ。「敵基地攻撃能力の保有は、安倍総理辞任後の談話だけ。国会審議も閣議決定すらもない」(社民党党首・福島みずほさん)「9条改憲とイージスアショアを阻止した。次は辺野古」(立憲民主党副代表・辻元清美さん)「政治が自助・共助を言ってはだめ。やるべきは公助。公の責任を果たす」(日本共産党委員長・志位和夫さん)と厳しく指摘した。

 市民からアピールが続く。法政大学教授・上西充子さんは「新宿西口で国会パブリックビューイングを始めたのは、この場にきて色んな問題意識を持ったことがきっかけ。継続した場を作ることはすごく大切」と語る。「震度1〜2の地震で護岸は崩壊する」と大浦湾軟弱地盤改良工事設計変更申請不承認の意見書を呼びかけたのは、「止めよう!辺野古埋立て」国会包囲実行委員会の木村辰彦さん。安保関連法に反対するママの会の町田ひろみさんは、「自助努力を迫られる保育園職員の逆襲、PTA改革など身近な所に希望」と諦めない決意を語った。

 総がかり行動の菱山南帆子さんが「市民と野党共闘全力で安倍亜流・菅政権を迎え撃とう」と、10月19日18時30分〜国会議員会館前、11月3日13時30分〜国会正門前などを行動提起した。

 
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