2020年10月16日 1645号

【コロナも市民も無視 再開発計画STOPと署名1千筆 大阪・枚方】

 9月25日、枚方(ひらかた)市、枚方市議会に「枚方市駅再開発ではなく新型コロナ対策に全力を!計画の抜本的見直しを!」と、署名1124筆を提出しました。

 維新市政は、市役所の建替えを含む大規模再開発計画をすすめています。計画地には公園が広がり、市役所本庁舎、保健所、市民会館が並び、永らく市民に親しまれてきました。これら市有地が民間企業に提供され、マンションや商業施設ビルが建設されて、公共施設は別の地域においやられようとしています。この再開発計画に、市民福祉サービス切り捨て、市職員の人件費削減等で浮かせた市の予算を投入するのです。

 コロナ禍の下、考えられないことが起こりました。先行エリアの再開発組合(民間企業が事務局)から景気後退等を理由に追加支援の要請があり、市は根拠を明確にせず再開発補助金9億円の増額支援を決めたのです。市民説明会も開かず、全体計画の今年度内議決をめざすと表明。市民無視もはなはだしい暴挙です。

 切実な声が届いています。「介護施設のクラスターが怖い。マスク等の衛生備品に今までの5倍の費用がかかる」「学校での感染、必要なPCR検査はされているのか」「新型コロナ対策に51億円、再開発第1期分で75億円。税金に腹が立つ」など市民の声をうけ、事業の凍結と新型コロナ対策の充実を求めて今後も署名行動を強めます。

(平和で豊かな枚方を市民みんなでつくる会 大田幸世)
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