2020年10月30日 1647号

【直接請求署名活動 世論を動かす/横浜市長「住民投票結果を尊重」/リコール署名センター 目標達成へ全力】

 カジノ推進の林横浜市長辞職を求めるリコール署名に共感が集まっている。

 「さよならカジノ鶴見リコール署名センター」事務所には、新たに署名簿を持ち帰る人や集めた署名を届けに来る人が引きも切らない。スタッフを喜ばせたのは「署名活動をやります。戸別訪問も」と訪ねてきた若い夫婦。「まず1筆を目標に」と始めると、1筆また1筆と署名が集まり、拍手が沸き起こった。

 鶴見区役所前に設けた署名コーナーでも、「横浜市はコロナ対策を何もしていないに等しい」「政令指定都市で中学校給食をやっていないのは横浜だけ」「人口30万近い鶴見区に図書館はたった一つ」など、市政への憤りの声が。

 世論も変化しつつある。神奈川新聞は社説で「市長は…解職を求める動きまで招いたこと自体を直視してほしい」と求め(10/10)、「住民投票で決めるものではない」と発言していた林市長自身も「反対が多数であれば、当然尊重する」と明言した(10/16)。

 署名センターは「署名を集める人が増えれば署名は増える」と署名行動への参加を呼びかけている。

 ★署名場所などの問い合わせは 090-6536-1533 へ。

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