2020年10月30日 1647号

【11・1住民投票 大阪市廃止「反対」へ全力/地域に広がる共感/150人が城東区一斉大行動】

 大阪市を解体する「都構想」の是非を問う住民投票(11月1日)を前に、平和と民主主義をともにつくる会・大阪とZENKO(平和と民主主義をめざす全国交歓会)は、10月17・18日「城東区一斉アクション」を約150人で取り組んだ。

 17日、つくる会代表山川よしやすさんが怒りの第一声。「コロナによる死亡率が一番高い大阪市。637億円も税収が減る中で市を廃止すれば、私たち市民の生活はたちまち破綻する。松井市長、吉村知事は、行政の責任者であれば、市民に嘘をつくな」

 市民らは駅頭宣伝や商店街の練り歩きなどに分かれ、一人ひとりに大阪「都構想」の問題点を説明。住民投票で反対と入れてほしいと訴えた。「(都構想は)アホな話や」「地域が壊される!」「水道代が上がるから反対」など次々と声が届く。「大阪市のスポーツ大会がなくなると困るから、都構想反対の署名を集めています」と中学生からも声がかかり、元気が湧く。

 18日日曜、10か所のスーパー前で82人が大行動。つくる会の通信読者や初参加の若者などの姿も。「反対に入れて来たよ」の声や拍手など好反応が続く。スタッフは「5年前の住民投票と比べて『反対』をはっきり声に出す人が多い」。この行動だけで1070人から反対意思が聞けた。

 電話かけも進み18日までで4114人の反対票を確認。「維新、公明も必死。1票1票の取り合いだ」と山川さんが檄を飛ばす。つくる会は城東区で反対1万票を読み切り、何としても「都構想」否決する決意だ。

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