2020年11月06日 1648号

【11・1住民投票 民意は大阪市廃止「反対」だ 220人が週末一斉行動 城東区】

 大阪市を解体する「都構想」の是非を問う住民投票(11月1日)1週間前の10月24・25日、平和と民主主義をともにつくる会・大阪とZENKO(平和と民主主義をめざす全国交歓会)は、一斉行動に取り組んだ。

 2日間で約220人がねり歩きや街頭行動、電話かけでフル回転。うち22人は初めての参加だ。25日には対話で反対確認できた市民が千人を超えた。

 「府に納めた税金は/減って戻ってくるねんで/住民サービス悪なるわ」「せやから私ら反対や」「市民のためにできること/一生懸命やってんか」「せやせやホンマ/その通り」。拍子木のカチカチ≠ノ合わせたねり歩きコールに注目が集まる。初めて投票する若者が対話で一生懸命に聞き考え、「母親にも反対するよう説得してみます」とうれしい反応もあった。

 25日夕刻には、京阪京橋駅モールで市民運動と野党の共同街頭宣伝。来阪した福島みずほ社民党党首も合流して訴えた。「コロナ禍の中で生活を守るためには、大阪市廃止はあり得ません。大阪市を一緒に守り、住みよい街へ変えていきましょう」。つくる会代表山川よしやすさんは「残り1週間、市民に反対投票を語りかけて『都構想』を潰し、維新政治を終わらせよう」と勝利へ全力をと呼びかける。

 行動まとめで、毎日新聞などの世論調査では「都構想」反対が賛成を0・3%上回り逆転と報告され、歓声が上がった。宣伝等に4億円をつぎ込む維新は反対の広がりに焦っている。

 つくる会などの大阪市廃止反対票読みは25日現在で7962人に達した。会は城東区1万人をめざし、ラストスパートをかける。



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