2020年11月20日 1650号

【11月ZENKO沖縄参加団 辺野古でともに座り込む 団結まつり参加の金城実さんとも交流】

 11月にオオシマゼミがなく沖縄。6〜8日、ZENKO沖縄参加団は辺野古など現地を連帯訪問した。

 新型コロナ感染の深刻化で7日第1土曜の県民大行動は行われなかったが、6日に辺野古の市民らの座りこみに合流。集会では、菅政権になって工事の強行が激しくなっているが、設計変更申請の不承認を求める意見書1万9千件は玉城知事を後押ししているなどが強調された。ZENKOメンバーも、意見書約850件を集めたことや大阪市廃止反対の住民投票勝利、反原発などの活動を発言。沖縄平和市民連絡会の上間芳子さんとも再会できた。

 座り込みの現場で、警備員たちがコロナ禍の中で「密」で立たされているのもひどい人権侵害だ。トラックを入れるために機動隊が「あけてください」と説得にかかる中、仕方なしに立ち上がった。同じ県民どうしが対立≠ウせられている状況に怒りを覚えた。

 8日には、11月15日団結まつりのゲスト、彫刻家・金城実さんのアトリエを訪ねた。強制連行される朝鮮人軍夫を描いた「恨(ハン)之碑」の原版など胸に迫ってくる彫像の数々。団結まつりを前に金城さんは「エイサーなど文化で民衆の中に入っていくのがZENKOだ」と連帯の思いを語ってくれた。

(ZENKO大阪・秋野恭子)



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