2020年11月20日 1650号

【カジノ推進の横浜市長 辞めさせよう/直接請求実現へ リコールフェス開く/集めた署名は2時間で154筆】

 林文子・横浜市長を解任し、カジノ誘致を止める。2か月にわたるリコール直接請求署名集めは折り返し点を過ぎた。11月5日に発表された署名数は横浜市全体で4万1122筆。リコール成立に必要な法定数の1割未満にとどまる。

 署名目標を必ず達成しようと、さよならカジノ鶴見リコール署名センターは11月8日、桜木町駅前広場でリコールフェスを開催。「月桃の花」歌舞団のエイサーやケーナ演奏が場をにぎわせ、山内若菜さんの絵「唇はつぼみ」が彩りを添える中、スピーチが続く。

12月5日まで全力

 「30年後に入るかもしれない高齢者施設がカジノの“あがり”でつくられたと言われるのはいや。誰かが苦しんでいる脇で自分だけがよければいい、と子どもたちに教えるのはいや」「日本のギャンブル依存症は推定320万人。海外と比べ突出して高い。このことを知り合いの横浜市民に伝えてほしい」「手分けして団地に戸別訪問している。カジノをつくるぐらいなら、保健所を増やせ、病院を建てろ」「カジノ誘致に使っている人員をコロナ対策の最前線に回せ」

 フェスの2時間で寄せられた署名は全18区中16区から154筆。鶴見署名センターはこの日までに5702筆を集約した。同センターの青島まさはるさんが「リコール署名は12月5日まで。年明けには住民投票条例について市議会が議論する。市長と市議会にカジノNOの市民の力を示そう」と締めくくった。



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