2020年11月27日 1651号

【横浜市長リコール署名達成へ 市民との粘り強い対話をともに】

 9月4日から始まった横浜市のIR誘致をめぐってカジノの賛否を問う住民投票実施を目指す署名活動、10月から始まったカジノ誘致を推進する公約違反の市長を解職請求するための署名活動に携わり、2か月半近くたちました。

 署名活動は初めてで戸惑いましたが、諸先輩方の対話重視型の活動を見習い、小学生から98歳のご老人まで老若男女問わず市民ひとりひとりとの対話を重視しながら行っています。

 中には、カジノ誘致賛成の市民もいます。冷静に対話できる人には、私たちのリコール活動の意義を丁寧に説明すると態度を変えカジノ反対に転じて署名してくださったり、「カジノ誘致について掘り下げて勉強してみます」と言ってくれた市民もいました。

 時には、小学生の子どもたちからリコール活動についての意見を聴くこともありました。子どもたちの答えは「リコールは市長を辞めさせることでしょ。そんなことしないで、その前に大人は話し合いをすればよいのに」との民主的なものでした。市民の声を無視しカジノ誘致をやめようとしない市長は、民主主義的な小学生から教えを乞わなくてはなりません。私も小学生の言葉から学ぶことが大きかったです。

 議論をあきらめたり、途中で投げ出すことなく、ギリギリまで対話を続けてこそ建設的な考えが生まれ、大きな力とになると実感しはじめました。ひとりひとりの市民と対話しましょう。その積み重ねがカジノ誘致を止めることができる唯一の手段だと思います。

 多くのみなさんが署名活動に携わり、市民と対話していただきたく思います。対話重視こそが民主主義的社会主義への第一歩です。

(さよならカジノ鶴見リコール署名センター・清水康之)

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