2020年12月04日 1652号

【学術会議任命拒否に市民の怒り 改憲発議反対署名79万筆を追加提出 総がかり国会前行動に1000人】

 11月19日、60回目の「戦争させない・9条壊すな!総がかり19日行動」が国会議員会館前で開催された。東京で500人以上のコロナ感染者が確認される中、「いのちを守れ!学術会議の任命拒否撤回!敵基地攻撃能力保有反対!改憲反対!」と千人が結集した。

 総がかり行動実行委員会共同代表の藤本泰成さんが「次回国政選挙で我々の怒りを表現しよう」とあいさつ。日本共産党の藤野保史衆院議員は「滝川事件(1933年)では京大の抗議に賛同する学者は皆無だったが、今回の学術会議問題では違う点がある。数百の団体が反対声明を挙げているし、何よりもたくさんの市民の運動がある」と、菅政権の弾圧に対する市民運動の重要性を強調した。

 そしてその市民からの発言。「オスプレイいらない!習志野・八千代・船橋ネットワーク」の金光りえさんが、千葉県の陸上自衛隊・習志野演習場の危険性を訴えた。付近には100万人の市民が暮らしているにもかかわらず、オスプレイ配備計画が進行中。金光さんは、日本、世界の空の平和を守るために、広範な「オスプレイいらない」署名運動の準備を進めている。

 最後に、「コロナ禍においても、本日提出された改憲発議反対署名79万3571筆を集めたことに運動への確信を強めた」と行動提起をして締めくくった。

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