2020年12月11日 1653号

【命を守れ 国会閉じるな 安倍前首相の喚問を/議員会館前に400人】

 「いのちを守れ」「安倍前首相国会喚問」「学術会議任命拒否撤回」「改憲手続法強行採決反対」を掲げた緊急行動が12月1日、国会議員会館前で行われ、400人が参加した。

 総がかり行動実行委員会の小田川義和さんが主催者あいさつ。「自民党はGoToトラベルの来年連休までの延長を求める一方、持続化給付金は1月で終了させるという。コロナ禍を契機にした中小企業つぶしではないか」と批判した。

 国会議員に続いてマイクをとった「安全保障関連法に反対する学者の会」の佐藤学さんは「憲法に『学問の自由』を規定する国は日本、ドイツ、スペイン、イタリアなど。ファシズム政権が学問の自由を脅かし、社会を崩壊に導いた国だ。学問に政治が介入してはいけない」と語気を強めた。

 行動提起は「憲法9条を壊すな!実行委員会」の菱山南帆子さん。「女性の自死、路上生活者が増えている。渋谷区のバス停で睡眠をとっていた女性が殺された。この女性に何の罪があるのか。罪は、命と暮らしを軽んじてきた安倍・菅政権にある。生活の底深くから沸き上がる憤りと怒りにしっかりとつながっていこう」と呼びかけた。

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