2020年12月11日 1653号

【民意無視の維新の広域条例・総合区案 市役所前で抗議1日行動 大阪市】

 松井・吉村維新府市政は、民意に拒否された「都構想」の焼き直し=「広域行政一元化条例案」「総合区」導入を2月議会で提案という暴挙に出た。「平和と民主主義をともにつくる会・大阪」は11月27日、市会本会議開催に合わせて市役所前で緊急の1日座り込み行動。民意無視の条例を許さないとアピールした。

 医療崩壊の危機が迫る中、市健康局などへの要請も行った。スタッフが自らの体験で「熱が出て保健所に電話しても『待ってほしい』。高齢者と日常かかわっていると訴えてもダメで、やむなく自分で病院を探し検査を受けたが、3割負担。同じような事例の知人は行政検査扱いで負担額は違った。なぜ違うのか」と検査体制不備の改善を迫った。

 ▽医療崩壊の危機を防ぐ対策は▽対策本部会議を早急に開くべき▽医療設備、スタッフ拡充への努力は▽積極的検査を求める厚生労働省通知などは徹底されているのか―など要求項目を出し、12月9日の再度の要請までに回答を求めた。

 夕闇迫る市役所前で「市民の命はないがしろ、『制度いじり』に邁進する松井市長は今すぐ辞任を」と訴え、1日行動を終えた。

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