2020年12月11日 1653号

【韓国代案文化連帯 ユ・ミヒさん 「朝鮮半島終戦平和宣言」を支持する1億人のひとりに】

 2020年は、地球規模の災害と感染症の脅威の中で、これまでのグローバル資本主義の歴史が生み出してきたあらゆる問題がより鮮明になった1年だった。

 人類が直面したこれらの危機に対処するために、いつにも増して全世界的規模での軍縮が必要だ。全世界で軍備が約1兆9千億ドルに達した。軍備を縮小し、コロナ時代の暮らしを守る福祉基金、気候災害から地球を守るための費用に切り替えなければならない。

 2020年、韓国の市民社会は「朝鮮半島終戦平和キャンペーン」を開始した。現在までに韓国の市民団体、平和団体、宗教界、芸術界、学界など361の団体と世界51の平和団体が参加している。朝鮮戦争が休戦となって70年目にあたる2023年までの3年間、「朝鮮半島終戦平和宣言」を支持する世界中の市民から1億人の署名を受け取り、朝鮮戦争に関連する各国政府と国連に伝達するという国際平和行動だ。

 朝鮮戦争当時、核兵器の使用に反対する世界の3億人以上の署名があったからこそ、朝鮮半島での核兵器の使用が抑制された歴史がある。平和宣言を支持する世界平和市民1億人のひとりになってください。

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