2020年12月25日 1655号

【MDS千葉地域集会開く/PCR検査拡大へ 行動呼びかけ/週刊MDSの購読申し込みも】

 12月5日、「コロナから命と生活を守ろう! 菅政権の新自由主義と対決!」と題してMDS(民主主義的社会主義運動)千葉地域集会を開催した。

 政府・厚労省からPCR検査の拡大策が全く出されない中、自治体の独自支援や民間の動きが始まっている。東京・新橋に2900円でPCR検査ができるセンターが開設された。市川市では来年1月から、65歳以上の希望者を対象に、自宅で唾液採取し公民館などを経由して民間の検査センターへという流れを実施。その予算が12月市議会に提案される。また、千葉市では12月から、福祉施設従事者らが自費でPCR検査を受ける場合に1万5千円まで補助するという。

 講師の室生祥医師はこうした動きを歓迎しつつも、「自治体・企業・個人任せにとどまり、感染拡大防止政策になっていない。世田谷方式の拡充、公衆衛生の充実、社会的検査の中で位置づけるべき」と指摘した。確かに、自治体の補助金だけでは検査が増えない。全交(平和と民主主義をめざす全国交歓会)が提起する「いつでも、どこでも、無償でPCR検査」署名や省庁要請・自治体要請行動の重要性が確認された。

 「週刊MDS1652号の『金城実さんに聞く』はなかなかよかった」などと購読を呼びかけると、「購読しますよ」とうれしい出会いができた集会だった。

(MDS千葉・山口兼男)

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