2021年01月01日・08日 1656号

【茨木市議選勝利し、維新政治を絶対止める/市民一人一人の主体的行動が勝利の鍵/山本よし子とともに進もう・市民のつどい】

 大阪府茨木市の市議会議員選挙(定数28)が1月17日告示、24日投開票の日程で行われる。4年前、初挑戦した「憲法生かそう茨木市民の会」代表山本よし子さんは、4月の補欠選挙に続き3度目に挑む。12月19日、「山本よし子とともに進もう・市民のつどい」を開き、勝利を誓った。

 今回の選挙は「コロナ対策を軽視し、大企業優先の政治を行っている菅政権、維新府政に対する市民の批判、反撃が起きているさなかに行われる選挙」(会事務局小山潔さん)。維新政治への批判をさらに大きく確かなものにする市議選の意義は大きい。

 決意表明に立った山本さんは「コロナ対策にも憲法を生かす視点が必要」と自らの政策を次の4点にまとめた。1つ目は幸福追求権、生存権保障。「コロナ危機は菅政権と維新の会の無策が作りだした人災」と批判し、自然災害や景気変動に対処できる「社会的免疫力」(社会保障、セーフティネットの充実)の必要性を訴えた。2つ目は基本的人権の尊重。特にコロナ被害が非正規女性労働者、シングルマザーに集中している現状に対し、ジェンダー平等の政策を掲げる。3つ目は平和主義の堅持。「戦争をしている場合ではない。軍事費を削ってコロナ対策に回せ」。1年以内に必ず実施される衆院選の前哨戦として自治体の選挙から問うべき課題だ。4つ目は地方自治の強化。進行する駅前再開発計画に住民の意向を反映させるために、市民と市政をつなぐ市民派議員が必要だ。

 連帯のあいさつにかけつけた「平和と民主主義をともにつくる会・大阪」の山川よしやすさんは、2度目の大阪「都構想」否決の市民力を強調。前回は政党間の共闘が力になったが、今回は多くの市民が動き、力を発揮したという。

 会場からは山本さんの推薦人をはじめ市民の期待と決意の言葉が相次いだ。「一人一人が山本よし子になって」「浮動票=維新や自民党に騙されている人に訴える」

 山本さんは最後に「茨木市民が主人公。ともに闘ってくれる市民が必要」と訴え、一人一人ができることを確認しあった。

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