2021年01月01日・08日 1656号

【コロナ感染症に無策/菅政権を退陣に追い込もう 800人で怒りぶつける】

 12月19日、コロナ感染急拡大の中、2020年最後の総がかり国会議員会館前行動。いのちを守れ!学術会議の任命拒否撤回!安倍前首相国会喚問!改憲手続き法強行許すな!改憲反対!を掲げ、800人が菅政権へ怒りをぶつけた。

 菅政権誕生から3か月。支持率は10ポイント以上急落した。総がかり行動実行委員会の高田健さんは「やることなすことちぐはぐ。コロナ感染症への気力も手立ても知恵もない。さっさと退陣するべきだ」と引導を渡すことを訴えた。

 コロナ禍の医療崩壊について、看護師の宮子あずささんは「団塊世代が75歳になる2025年に向け『ときどき入院 保護在宅』と入院できない体制にし、コロナ以前に崩壊寸前だった。本来、安心して病気になり老い弱くなれる体制があってこそだ。政治を変えなければいけない」と語る。

 自衛隊中東派遣1年延長の閣議決定に対して、横須賀市の“ヨコスカ平和船団”新倉裕史(にいくら ひろし)さんは指摘する。「コロナ問題で、乗組員は護衛艦という兵器の塊の中で何か月も過ごす。『テロ対策特措法』『イラク特措法』の海外派遣が重なった04年から06年の3年間、100人を超える自殺者が続いた。『専守防衛に徹するべきだ』という家族アンケートが増えている」

 日本山妙法寺の武田隆雄上人は「戦没者の遺骨が含まれている土砂を辺野古新基地建設に使わせてはなりません」との宗教者共同声明に賛同を呼びかけた。

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