2021年01月22日 1658号

【コロナ対策最優先 緊急事態宣言反対  維新も「都構想もどき」もオサラバだ 大阪市民が新春デモ】

 1月11日、大阪市内で「菅も維新も退陣だ! 『都構想もどき』もオサラバ! 新春デモ」が行われ50人が参加した。

 コロナ感染拡大による危機的事態にもかかわらず、松井一郎大阪市長は「都構想」否決の民意を無視し、「広域行政一元化(府市連携)条例案」の2月市会への提出と「総合区」の提案を狙っている。

 デモを呼びかけた平和と民主主義をともにつくる会・大阪の山川よしやす代表は「大阪の医療を切り捨てたのは、3代の維新首長だ。コロナ禍の現実を踏まえず、市長の関心は『成長戦略』にしかない。発出された緊急事態宣言は市民に責任を転嫁するもので許されない。命を守らない政治を変えよう」と訴えた。

 介護現場からは「高齢者施設でクラスターが発生し75人が亡くなった。1月に大阪府で施設専用のPCR検査センターが作られるが、数が少なすぎる。『都構想』より高齢者を守れ」と切迫した状況に対する怒りの声が上がる。

 行動提起では、2月5日の「都構想もどき」の条例案・総合区を止める緊急署名第一次提出、2月25日の大阪市役所取り巻きデモが呼びかけられた。

 市民の窮状を見ない松井市政―市役所庁舎に向けて怒りの声を次々とぶつけ、デモで市民にアピールした。

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