2021年01月29日 1659号

【憲法を活かし命を守れ/大型・駅前開発よりコロナ対策/市民のための市政取り戻す/山本よし子さん立候補 大阪府茨木市議選】

 大阪にも緊急事態宣言が追加発出された直後の1月17日、茨木市議会議員選挙(定数28、投開票24日)が告示された。立候補した「憲法いかそう茨木市民の会」代表の山本よし子さんは、JR茨木駅前で「いのちを守る市政へ」と市民・支援者約100人を前に第一声をあげた。

 市民の会副代表の小山潔さんは「山本さんは市役所や保健所への要請を繰り返し行い、PCR検査拡大を要求してきた。コロナ対策を軽視し、開発・大企業優先の維新市政に対し市民が審判を下す選挙」と今回の選挙戦の意義を語る。市民が作った応援歌が「維新とたたかう山本よし子、茨木変えます山本よし子」と出発式を盛り上げる。

緊急事態宣言でなく命だ

 激励に駆けつけた「平和と民主主義をともにつくる会・大阪」代表の山川よしやすさんは「全国や大阪の医療崩壊は、安倍・菅政権と維新府市政が招いた。それなのに緊急事態宣言で個人の権利を侵害し、市民に責任を押しつけることは許されない。都構想否決、維新敗北に続き、カジノや大型開発でなく命を守れを貫く山本さんを茨木市政に送り込もう」とエール。京都府向日(むこう)市議の杉谷伸夫さんも「今こそ市民派の力が必要。市民が決めることが重要」と強調した。

 MDS(民主主義的社会主義運動)副委員長の村田恵子さんは「緊急事態宣言や罰則に反対し、コロナを克服し、市民のための政治を取り戻す。山本さん当選に向けて、MDSも全力で支援する」と連帯あいさつを送った。

 市民から次々と期待の声が寄せられる。「アメリカでもトランプ大統領が退陣、民主主義の波が広がっている。その中で行われる茨木市議選。変革を期待して全力で応援する」。教員時代、山本さんの初めての卒業生だった男性は「教育の場でも憲法にこだわっていた。障がい者、労働者、ジェンダー平等の問題に実績もある。茨木市政においても、ぜひ先生≠ノなってほしい」と熱く激励した。立候補受け付け番号が「9番。憲法9条の9」と伝えられると、山本さんにふさわしい、と思わず拍手も。

 山本よし子さんは「広島で市民80万人を対象に無料のPCR検査を実施するように、茨木市でもタワーマンションなど大型開発でなく、コロナ対策へ。市民のための政治に変えたい。勝利するために力を貸してほしい」と力強く呼びかけた。



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