2021年02月05日 1660号

【核兵器禁止条約ついに発効 市民の運動で世界を動かす 日本政府批准へ街頭行動続ける】

 1月22日、核兵器禁止条約が核保有5大国らの反対を乗り越えついに発効した。被爆者と市民の声に応え、核兵器は違法(使用、実験、開発、保有、脅しに使うのもダメ)となった。全国110か所以上でアピールと条約発効を祝う取り組みがあり、私たちZENKO関電前プロジェクトも大阪市内で日本政府の批准を求める署名・情宣行動を行った。

 この日開かれた大阪集会では、原水爆禁止日本協議会担当常任理事の川田忠明さんが「核兵器禁止条約発効の意義と展望」と題しリモート講演。条約発効で▽核保有国に核兵器を一層使いにくくさせる▽被爆者と実験被害者への援助を義務付けた▽無差別な殺戮兵器の使用禁止で国際法全体に大きな影響を与える▽締約国だけでなくすべての国に対し参加国と市民が協同で条約参加を促す―とその大きな意義を共有した。

 私たちの運動の積み重ねが世論を動かし、核兵器禁止・核廃絶へつながっていくと思う。今後も毎月22日を署名・街頭行動の日として行動を続けたい。

(ZENKO関電前プロジェクト・糸賀孝子)

MDSホームページに戻る   週刊MDSトップに戻る
Copyright Weekly MDS