2021年02月12日 1661号

【ZENKO2021スタート集会/運動の蓄積で新たな市議誕生/地域変革の力をコロナ自治体交渉へ/罰則付与反対 緊急FAXも】

 2021年のZENKO(平和と民主主義をめざす全国交歓会)運動がスタートした。7月末に開催される21ZENKOin大阪の成功をめざして、第1回全国実行員会が1月31日、北海道、東京、大阪、広島、沖縄などを結んで開かれた。

 会議は沖縄・宮古島の市長選、市議補選で基地反対派が当選した報告から。自衛隊配備反対を掲げ、トップ当選した下地茜さんは辺野古新基地建設反対のZENKOスピーキングツアーに参加したこともある。南西諸島軍事拠点化を狙う政府の軍拡政策に対する力強い反撃となる。

 運動の成果を実感する報告がもう一つ。大阪・茨木市議選でZENKOも全力で支援した山本よし子さんが当選したことだ。山本さんは「全国的なZENKO運動の成果だ」とあいさつした。他の政党や市民活動グループからZENKOの活動を称賛する声があったという。菅政権、維新のコロナ無策への批判に市民から共感の声が寄せられた。

 いまZENKOは命を守るコロナ対策をもとめ、政府や自治体に対する交渉に全力をあげる。厚生労働省や内閣府などへの要請行動(2月10日)の実施要項が示された。自治体でのPCR検査拡大に水を差す通知・連絡が出されていることも紹介され、要請行動の重要性が強調された。

 自治体に対する要請は、すでに東京都や特別区、京都市、大阪市など各地で進められている。無症状で感染の不安のある市民を対象にPCR検査を実施している栃木県那須塩原市の事例が紹介され、先行例を足掛かりに要求実現に前進できる確信を得た。また新型コロナ関連法への罰則付与に反対する緊急FAX行動が呼びかけられた。

 次回の実行委員会は2月28日。

MDSホームページに戻る   週刊MDSトップに戻る
Copyright Weekly MDS