2021年02月19日 1662号

【憲法の理念いかし茨木市を変える 当選は反菅、反維新の市民の力 寄稿 大阪府茨木市議 山本よし子】

 1月24日投開票の茨木市議会議員選挙で、私山本よし子は、1703票を獲得し当選しました。

 今回の選挙では、新型コロナの緊急事態宣言が出され、先の見えない不安が市民の間に立ちこめている中、「菅政権と大阪維新の会ではいのちとくらしを守れない」との立場をはっきりと打ち出しました。「大規模開発ではなく、コロナ対策・PCR検査の拡大」の政策に、多くの市民の賛同を得ることができました。

 選挙中、市民のみなさんからのたくさんの励ましの声に勇気づけられました。「コロナ何とかしてくださいね」「菅も維新もダメ」「無所属がいい」「きちんと政策を語っているのは山本さんだけ」と応援の声。

 市民の会として、コロナ対策について市役所への要請や交渉に取り組み、選挙前には戸別訪問で粘り強く対話を積み重ねてきたことが、支持を広げることになりました。

公約実現を市民とともに

 これからは無所属市民派の議員として、公約に掲げた「市民のいのちとくらしをまもる」ために全力でがんばります。緊急のコロナ対策としてPCR検査の拡大、医療への支援、生活補償などとともに、駅前再開発の見直しに取り組みます。

 女性候補は全員当選し、市議会全体に占める女性の割合は約40%になりました。「女性が多い会議は時間がかかる」と女性差別を公然と唱え居直る人物が今も五輪トップというこの日本社会。コロナ禍でも女性の被害は深刻です。そうした地域の実態にも目を向け、ジェンダー平等の政策をすすめていきます。


若い人の賛同で元気に―初めて選挙に取り組む

 初めての経験で、戸惑ってばかりでした。

 街頭であれ、電話であれ、高齢者の女性と話をすることが多かったです。「コロナが怖くて家にじっといます」「外出は、買い物だけです」と言われる人が多くいました。

 移動についても、バスの本数が足りない。病院、買い物に行くのに不便です。病院に行く時に買い物するとか、バス代を考えて移動するとか、荷物の多い時はタクシーに乗るとか−交通費が結構かかるとの不満も聞きました。「駅前だけ開発して、駅から離れているところはどう生活するのか考えてくれていない」と怒っている人もいました。

 若い人が賛同してくれると、何か元気を貰ったような気持ちになりました。

 のんきにタバコを吸いながら歩いている大学生にチラシを見せて、「コロナ対策に力入れている。PCR検査の拡充を、山本よし子は、市に何度も訴えています」と説明するうちに、真剣に聞き、何時の間にかタバコも消してくれていました。それ以外の政策についても理解してくれ、大変良かったです。

 選挙終盤の夜、JR茨木駅西側で雨のなか演説する山本よし子さんの姿に、若いサラリーマンが「政策もよくわかり、心うたれ、感動した」とチラシを受け取り、駅から離れて去って行く姿を見て、選挙運動にかかわって良かったと思いました。

(憲法いかそう茨木市民の会・川村)

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