2021年02月19日 1662号

【広がる市民のコロナ対策自治体交渉 ZENKO関東が東京都に緊急要求 命を救う病院拡充を ワクチン強制するな】

 ZENKO関東実行委員会は1月29日、東京都小池知事に「新型コロナウィルス対策に関する緊急要求書」を提出した。23日に開かれた「命とくらしを守るコロナ闘争交流会」の論議をうけたものだ。

 緊急要求は以下の6項目。

 (1)「救える命を救うために」として、コロナ専門病院を拡充し、医療機関と療養施設、スタッフ確保への大胆な公費投入をすること。また、病院・病床削減をやめ、都立病院の地方独立行政法人化を撤回し、医療の拡充強化に転換すること。

 (2)無症状者をとらえ医療保護におくため、感染地域の希望する人すべて公費で何度でもPCR検査を実施すること。世田谷区や広島のように都も実施するべき。

 (3)入院勧告、宿泊・自宅療養の要請は、発生する社会的不利益に対し本人の就労機会・所得保障、育児介護サービスの無償提供などの十分な補償を行うこと。

 (4)休業、時短営業で減収となる事業者・労働者に減収補填を行うこと。

 (5)ワクチンの安全確保を優先し、接種は義務化(強制)しないこと。

 (6)特措法、感染症法の罰則に反対を表明し、偏見・差別防止へ適切、有効な措置をすること。

 とりわけ(6)の罰則反対は、昨年提出した要求書への都の1月21日付回答「罰則等の規定の創設が必要」に強く抗議し求めたものだ。

 実行委員会は2月10〜19日の間の面談での回答を求めている。
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