2021年02月19日 1662号

【2月ZENKO沖縄参加団 日米合同訓練反対の緊急集会に ともに声上げ基地前デモ】

 2月5〜7日、ZENKO(平和と民主主義をめざす全国交歓会)沖縄参加団が訪沖した。

 スタートの5日は、快晴のもと沖縄島南部へと出発。ひめゆり平和祈念資料館、魂魄(こんぱく)の塔、山城海岸、韓国慰霊塔、沖縄県平和祈念資料館、平和の礎(いしじ)、健児の塔を巡り、沖縄戦を学ぶとともに、まだ遺骨が残る土地で辺野古新基地建設の土砂採掘を行っている現場も見た。異様なほどダンプトラックが多い。

 2日目の6日は、金武(きん)町のキャンプ・ハンセン前で、辺野古監視を続ける市民有志が呼びかけた、日米共同訓練に反対する緊急集会があるとの情報が入り、急きょ行程を変更し午前9時からの集会に参加。「Marine Go Out(海兵隊は出ていけ)」「Lockdown Camp Hansen(キャンプハンセンは閉鎖しろ)」とコールをあげながら市民20人以上が基地前をデモ。その後、ブルービーチでの日米共同訓練も視察した。

 また、辺野古の新基地建設現場では、テトラポッドが積み上げられ、コロナ禍の中でも工事を止めようとしない政府の横暴を目の当たりにした。

 この日は沖縄ドローンプロジェクトの奥間政則さんをガイドに迎えた。名護市安和(あわ)桟橋や本部(もとぶ)町塩川港での土砂搬入をはじめそれぞれの現場などでドローンを目の前で飛ばし、上空からの映像を確認しながら丁寧な解説を受けて連帯を深めた。

 3日目は、ZENKO沖縄メンバーなども合流し読谷村(よみたんそん)在住の彫刻家・金城実さんのアトリエへ。金城さんとの交流の機会もあり、「国民を束ねるためにどこに向かおうとしているのか。目に見えないものを視る力が必要だ」という金城さんの言葉は参加者の胸に刻まれた。読谷村役場、旧日本軍の掩体壕(えんたいごう)(格納庫)、恨(ハン)之碑、チビチリガマ、佐喜眞美術館とまわり、参加団行程を終えた。

      《詳報次号》





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