2021年02月26日 1663号

【「月桃の花」歌舞団 3・28『ガマ人間あらわる』大阪公演へ ストリートライブからプレ公演でも共感弾み】

 大阪公演のストリートライブは、昨年11月から大阪市の十三駅東口を中心に行い、新年早々の1月5日には初めて千里中央駅前で行いました。エイサーの演舞を始めると通行人の足が止まり、食い入るように観ていました。観ている人に若いメンバーが「ぜひ、観に来てください」と笑顔で語り宣伝します。観客の中には涙を流しながら観る人も。お話を聞くと「沖永良部島(鹿児島県奄美群島)でエイサーをしていた。エイサーをまたやってみたい」。

 11月から始めたこのストリートライブでは、過去最高10枚のチケット販売となっています。これは、緊急事態宣言で自粛ムードの中、街行く人が解放的な空間を求めているからだと思います。今こそつながりをつくるとき、と2月も毎週、ストリートライブの宣伝を入れています。

 1月31日、3月28日の本公演に向けたプレ公演を中之島剣先公園で開催しました。当初、極寒の中での開催に不安はありましたが、当日は気温も高めで晴天にも恵まれ、受付名簿35人プラス立ち見多数の観客で大成功しました。

 年末にストリートライブで出会いすぐに歌舞団に入った姉妹も三線・エイサーでデビューをはたしました。今回、ミュージカルはショートバージョンでしたが、観客からは「寒さを忘れて引き込まれた」「今の社会の問題をわかりやすく取り入れていた」と感想をいただきました。

 プレ公演に参加した主人公の高校時代の友達が「本公演で一緒にダンスを踊りたい」と表明! 早速、ダンス練習日を決めました。

 閉塞感いっぱいの今の社会の中で、このミュージカルは息ができる解放空間≠創っています。皆さんぜひ観に来て下さい。

(「月桃の花」歌舞団・若林利行)

◆フクシマ・オキナワとつながる希望のミュージカルコメディ『ガマ人間あらわる』大阪公演
▽2021年3月28日(日)16:30開演(開場は16:00)
▽会場 服部緑地野外音楽堂(豊中市服部緑地1-1)
▽チケット申し込みは info@gkabudan.jp

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