2021年03月12日 1665号

【ワクチンを強制するな 大規模検査で感染抑制を 現場・地域のコロナ闘争を交流 東京】

 2月27日「ワクチン受ける、受けないは自由だ!強制するな! 命と生活を守るコロナ闘争交流会」が開催された(ZENKO関東コロナプロジェクト主催)。オンラインを含め貴重な意見、経験が寄せられ、自治体要請行動の強化を訴えた。

 現状について、6府県の緊急事態宣言が解除となるが、科学的根拠はなく、そもそも宣言は廃止すべき、感染拡大はおさまっておらず、営業時間短縮などでなく検査・医療の拡充対策こそ必要と確認。続いて医療現場や地域の実態が報告され、意見交流が行われた。

 「病院、介護施設でのクラスター発生が続いている。陰性の確認がとれるまで動きが取れない。定期検査してくれたら」「千葉・市川市では65歳以上の検査が終了した。2万9千人が受け、無症状の陽性疑いが29人出た。素晴らしい取り組みなので継続させて働く人に拡大し、次の要請へ」

 「陽性となった体験をふまえて区へ具体的に要請したい。濃厚接触者を調べない(調べなくていい)対応は問題。ベッドが空いていてもスタッフが足りず活用されない実態がある」と自身の経験からの発言も。

 また、「モニタリング検査と言うが、大規模検査をしない口実にしている。無症状、兆候をつかむために大規模検査すべき」「看護師の日雇い派遣解禁はとんでもない。パブリックコメントが始まるので、反対意見を集中し、正規職員、待遇改善を求めよう」など次々と提案が出された。

 自治体要請として▽ワクチン接種の強制があってはならず、安全性・効果検証へ治験や副反応等を速やかに公開すること▽無症状者をふくむ大規模検査、必要な定期検査を実施、早期発見で医療保護におき、感染を抑制すること▽公費投入での医療スタッフ拡充▽検査・療養・休業での収入減への補償―など粘り強い取り組みが呼びかけられた。
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