2021年03月19日 1666号

【さよなら原発関西アクション 事故から10年 原発はもういらない】

 3月7日、「さよなら原発」関西アクション集会とデモに参加した。

 福島原発告訴団団長の武藤類子さんは福島の現状を報告。「原子力災害伝承館は福島原発からたった4`。間に中間貯蔵施設がある。そこに高校生たちが見学にきている」との現実に衝撃をうけた。青森の歯科医、佐原若子さんは、六ヶ所村再処理工場が高い放射能レベルで耐震工事もできないとの危うい現状を伝えた。

 大飯原発差し止めの画期的な判決を出した樋口英明・元福井地裁裁判長による「原発を止める責任」の講演では、福島2号機、4号機などの奇跡が重なって250`圏東日本壊滅という最悪の事態をまぬがれた重大性を改めて実感。450人の市民が「老朽原発、すべての原発ヤメロ!」とデモでアピールした。

 3・11は、関電本店前で北海道、福井、愛媛の反原発行動と結び「原発はもうヤメロ!」と強く訴える。

(ZENKO関電前プロジェクト・秋野恭子)

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