2021年03月19日 1666号

【市政の闇をあばく 汚職追及の日野市長選へ あるが精一さんと市民がスタート集会】

 3月7日、東京・日野市議あるが精一さんの日野市長選立候補表明を受けて、「あるがさんと共に日野・市民自治の町をめざす会」世話人がよびかける市民集会が開かれた。主催者の一人、上地悦子さんから、市長選を考える会として準備してきたが、あるがさんの立候補表明をふまえ勝利に向けて話し合う集会にしていきたい、と開催趣旨が明らかにされた。

 「新しい日野市政を求める市内在住弁護士の会」からは次々と市長選の意義が語られ、あるがさんに期待し激励する発言が続いた。木村真実弁護士は「元副市長がからむ汚職の究明は、新しい市長でしかできない。あるがさんが市長になって真相究明、だまし取られた税金全額の返還を」、住民訴訟をともに取り組む古田理史弁護士は「大坪市長は裁判で元副市長の手続きは正当だという。疑惑を追及してきたあるがさんしか市の隠ぺいをあばくことはできない。談合、裏金、市政の闇をあばく市長選だ」と強調する。

 山本哲子弁護士は、ともに日野・市民自治研究会の「基地と9条の研究会」部会で東アジアの平和をどう作るかへ活動してきた仲間として、「情報開示が大切。クリーンな市政、コロナ対策を拡充させることを選挙の柱に」と訴えた。

 これらの激励を受けて、あるがさんは「市民と野党の共闘≠こえて、汚職疑惑を追及するすべての人びとと連携して市長選を闘う」と決意表明。「日野市政の変革から都政、国政をあらためる運動に火をつける先駆けとしたい」と語り、「市に寄せられる声の90%は怒りの声だ。汚職をするとんでもない市政からまっとうに税金が使われる市政に変える」と締めくくった。

 参加者からも「市長になって疑惑追及を」「税金を取り戻して」「土地区画整理で悔しい思いをした。あるがさん頑張れ」をはじめ選挙ボランティアへの協力表明が相次いだ。「めざす会」世話人から、選挙事務所も決まり、すべての野党関係者から協力表明が届いていること、週明けから宣伝を開始し、市民に広く働きかける方針が提起された。



 
MDSホームページに戻る   週刊MDSトップに戻る
Copyright Weekly MDS