2021年04月02日 1668号
【みるよむ(578)2021年3月20日配信 イラク平和テレビ局in Japan 「必要だから私は行く」―オカシオコルテス米国下院議員(DSA)の闘い―】
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2021年、DSA(アメリカ民主主義的社会主義者)のアレクサンドリア・オカシオコルテス下院議員は、社会変革の闘いを一層精力的に進めている。彼女が2月にSNSにアップした活動報告の映像を中心に見ていただきたい。
まず、2018年初当選から2年間の下院議員としての活動をまとめた報告だ。
連邦議会の中で、気候変動に立ち向かうグリーン・ニューディール法案や高利貸し防止法案など民衆の立場に立った法案を次々に提出した。トランプ前大統領の元弁護士にトランプが税金詐欺に関与したことを証言させた。移民に対する非人道的扱いを明らかにした。
地元ニューヨーク市のブロンクスやクイーンズ地区では、地域の取り組みに600回以上参加し、対話集会を25回開催。コロナ危機の中で、住民への安否確認の電話200万回、食事の支援8万食、エッセンシャルワーカー(日常生活に必要不可欠な仕事に従事する労働者)らに10万枚のマスクを配布するなどの活動を組織している。
大寒波のテキサスで支援
そして2月、大寒波に見舞われたテキサス州への支援活動の映像が続く。停電400万世帯、断水は1400万人という大きな被害に、オカシオコルテスはSNSのフォロワー1200万人に呼びかけるなど500万ドル(約5億円)の支援カンパを集めた。2300`離れたテキサス州ヒューストンに飛び、食料・水などの支援物資を届け、フードバンクの食料無料配布に参加した。
その行動は、相互支援と連帯を通じて平等な社会の実現を目ざす民主主義的社会主義の思想を体現するものだ。
DSAは、貧困と格差拡大に社会主義的対案を掲げ、市民一人ひとりに直接働きかけて支持を広げている。DSAのような闘いを日本から進めていこう。
(イラク平和テレビ局in Japan代表・森文洋)
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