2021年04月02日 1668号

【各地でMDS集会/命と生活を守らない菅政権、「府市一元化」の維新を倒す/大阪市】

 3月20日、大阪市内でMDS(民主主義的社会主義運動)集会が開かれ、約70人が参加した。山川よしやすMDS書記長が「コロナ危機が、新たな格差を生んでいる。今、コロナ対策を口実にデジタル化が押し進められ、私たちの人権や命が、市場に売りとばされようとしている。これを止めMDSと一緒に闘いましょう」とあいさつし、スタート。

 大阪市地区委員長による基調講演に続き、医療問題研究会医師の講演(要旨2面)には「持病がある人はワクチンを打っても大丈夫でしょうか」などの質問も。「臨床試験の治験データが少な過ぎる」と、拙速なワクチン承認の問題点が改めて浮き彫りとなった。

 「MDSと私の闘い」と題して、「昨年11月の2度目の住民投票勝利で都構想を止め、感極まった」「京橋フードパントリーに取り組み、生活困窮と向き合った」とMDSの闘いへの確信が語られた。最近加盟した女性は「私が孤独から抜け出せたのはMDSのみなさんのおかげ。ぜひ、MDSへ」と加入を呼びかけた。

 グループ討議では、「ネット検索したら、すぐに広告が出てくるのが不思議だったが、講演でよくわかった。デジタル法案を止めていかないと」「大阪市の一元化条例は、どうすれば止められるのか」など感想や思いを語り合った。

 最後に、「広域行政一元化条例」を止めていくための連続行動などが提起され、MDSに入りつながる力で社会を変えていこうと呼びかけられた。


市民運動と議会活動を両輪に 北大阪

 北大阪地区は1月茨木市議選での山本よし子さん当選の成果の上に、MDS加入の呼びかけが行われた。

 市議選を闘ったメンバーがMDSの組織力を実感したことを語った。「支援の体制が『すごいな』と思った。人とのかかわりを広げた4年間の積み上げが勝因。戸別訪問先で『知ってる』『見ました』の反応が増えていった」

 3月3日に開会した茨木市議会で山本さんは一般質問、民生常任委員会質問を行った。これまで市民団体として市に申し入れてきたPCR検査拡充やデジタル化問題などを議員として質した。「質問のベースは4年間の活動の中で培われた。他の議員からは一市民活動家ではなく、ZENKO・MDSとして扱われる。市民とともに反維新、菅政権批判を貫いていく」と決意表明があった。

 感想交流では、「市民活動と議会内での活動があいまって成果が生まれる」などの意見が出された。地域変革の足掛かりを得た北大阪。闘いをより拡げるために「MDSに入りませんか」とストレートに訴えた。


活動量や熱量は違っても束になって社会を変える 大阪・枚方

 MDS枚方(ひらかた)集会で司会を務めました。

 私は就職間もないころ、「月桃の花」歌舞団のエイサー活動からMDSに出会い、加盟しました。日本や世界情勢の知識がなく全く知らない状態からスタートし、3年弱が経過しました。辺野古新基地建設や福島原発事故の問題、公立・公的病院削減等、様々なことを学びましたが、どれも共通するのは、政府が人々の命や暮らしを慮るのではなくグローバル資本の利益のために行動していることだ、と思いました。

 今、コロナ禍の不況により、解雇・雇い止め等で生活が苦しくなっている人が急増する一方、グローバル資本と富裕層はより豊かになっており、経済格差はさらに拡大しています。

 そんな社会を変えたい、暮らしを良くしたいという思いでMDSメンバーは活動しています。時間がない、仕事が忙しい、金銭面で苦しいなど様々な人がメンバーとして在籍しています。

 活動量や熱量の差も人それぞれ大なり小なり違います。たとえ活動量や熱量が少なくても束になれば社会を変える大きな力になると信じているので、これからも活動に取り組み、仲間を増やしていきたいです。

(MDS枚方・ジュゴン)
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