2021年04月09日 1669号

【議会を変える 大阪府茨木市議 山本よし子 市民本位の茨木市政をめざして】

 私が茨木市市議会議員になって初めての3月議会が終わりました。

 まずは本議会での一般質問を皮切りに常任民生委員会でも質問。本格的な議員活動のスタートを切りました。今回は、コロナ対策でのPCR検査の拡大とワクチンの接種について質問しました。

 2021年度の予算には、高齢者や障がい者施設の従業員や利用者のPCR検査について、検査費用の助成を行うことが盛り込まれました。しかし、これまで実際は利用する事業所が少なく、定期的な検査にもなっていません。クラスターの発生を抑え、安心して施設を利用できるよう事業所での検査を増やすこと、無症状でも希望する人は誰でも検査ができるように改善することを強く求めました。

 4月下旬から65歳以上の高齢者へのワクチン接種が始まります。接種にあたっては、副反応に対応できるよう適切な人員の配置を求めました。また、「ワクチン接種記録システム」が導入されようとしていますが、マイナンバーへの紐づけは事務作業に混乱を招き、個人情報の保護の観点からも問題があることを指摘しました。

 市長の施政方針には、市民生活や行政のあらゆるところにデジタル化推進が盛り込まれています。マイナンバーカードを活用し証明書の交付が受けられる等「いかなくてもいい市役所」、キャッシュレス決済の推進、小中学生全員にタブレットを支給する「教育のデジタル化」等々。市民の個人情報が政府に一元化され監視は強まり、資本にも流れる危険性があることを訴えていかなければなりません。

 北部に建設中のダムの周辺に公園を作るなどの大型開発に市民の税金を使う一方で、介護保険料は値上げする住民サービスの切り捨ても行われています。福祉、医療をはじめ市政全体にかかわる課題について、市民本位の市政を行うよう働きかけます。

 女性議員が増えたとはいえ、議会の中での女性の発言もまだまだ少ないのが現状です。女性の政治参加が課題になっている今、ジェンダー平等の視点での政策提言もめざしていきます。

MDSホームページに戻る   週刊MDSトップに戻る
Copyright Weekly MDS