2021年04月09日 1669号

【あるが精一さんに広がる支援/盛大に事務所開き、共同宣伝/市民が誇れるまち 共につくろう/東京・日野市長選】

 日野市長選(4月11日告示・18日投開票)に立候補予定のあるが精一前市議に支援の輪が広がっている。

 3月27日の事務所開きにはオンラインを含め100人が参加した。擁立に立ち上がった市内在住弁護士18人の一人、山口俊樹さんが「あるがさんの議会質問は精密・緻密であきらめない。市政の腐敗解明の先頭を走ってきた。多摩川河川敷で生活困窮者の支援も。現場で当事者と会話をしていることがいいところ」と紹介。激励が続く。

 「PCR検査拡充を求めて署名を集め請願したが、否決された。国や都の言いなりになるだけなら自治体はいらない」「市民の切実な要求が政策に反映されていれば勝てる」。昨年7月の都議補選で43%もの票を得た清水とし子・共産党前市議は「あるがさんは最もふさわしい候補者。不正疑惑を議会で最初に問題にし、一般質問だけで17回取り上げた」と称賛した。

 近隣市から、昨年1月の八王子市長選で共同候補として健闘した白神優理子さんをはじめ多くの立憲野党市議が駆けつけた。

みなさんが決める

 翌28日には高幡不動駅前で「市民と野党の共同宣伝」。南平在住の視覚障がい者、川原井信吾さんは「元副市長が5〜6億のカネを勝手に持ち出した。責任は大坪市長にもある。市民は大いに怒るべきだ」、東豊田在住の上地悦子さんは「関わっていた市長が再度立候補するなんて考えられない。私たちの税金をぜひ取り戻してほしい」と訴えた。総がかり行動実行委員会の菱山南帆子さんは「あるがさんには、何度も集会に来て発言はもちろんエイサーも踊ってもらった。国政が腐っているから市政が腐る。ならば市政から、私たちの足元から変えよう」と呼びかける。

 締めくくりはあるがさんの熱のこもったスピーチ。「汚名返上には新しく日野をつくり直すこと。不正で奪われた公金、談合で失われた税金をコロナ禍で苦しむ市民の生活に使う。市民の主権、自治のまち、市民が市政にかかわる。このことが根本。みなさんが決めるんです。私じゃありません。市民の税金が市民のために使われる当たり前のまち、“日野はこんなまち”と堂々と誇りを持って言える日野市をつくろう」

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