2021年04月16日 1670号

【議会を変える 東京都足立区議 土屋のりこ しゃべり場で地域要求を】

 3月27日、「土屋のりことのしゃべり場」を開催し約20人の参加がありました。

 ミニ学習として「足立・性的少数者と友・家族の会」の皆さんから、活動報告、性的マイノリティについての基礎知識、運動史などお話を。「わかっているつもりだったけど、わかっていなかった」「生きていく上での困難さがたくさんあるんだな」「知らなかった世界を知れた」等、当事者と交流することで理解の輪を広げることができてよかったです。

 そして、今回の大きな成果は、ドアノッカーズ(戸別訪問)で出会った方が初めて参加されたこと。相談を受け、困りごとが改善できたとお礼に来てくださいました。

 「平和と民主主義をともにつくる会・東京」として「しゃべり場」を企画したのは初めてでしたが、通信読者の方や初参加の方、支援者の方など多様な背景をもつ皆さんにご参加いただき、生活に根差した課題の交流が深められました。

 「災害対策が心配。自助と言われるが、簡易トイレとか家族分をそろえるのは大変。行政から支援がほしい」「『子どもの貧困』という言葉を施策からなくすべきではない」「文書質問の回数を制限せずもっと増やすべきだ」「失業した時に受けられる支援策の周知が課題。若者が知れるように工夫を」「災害時、避難所での女性へのセクハラ問題がある。厳然と対策を」

 いただいた要望は、次回代表質問や会派の予算要望へ組み込んでいきます。

 今回のしゃべり場の組織化を担った「ともにつくる会・東京」事務局長の石島孝さんは、組織化の中で「皆、こういう場を欲していると感じた。働きかけた人から『介護保険制度を受けるには生活保護にならざるを得ない』と言われ、普通に働いてきた人が普通に生きていける社会を作らないといけないと痛切に感じた」と言います。今後もエリアを変えてしゃべり場を開催し、区民要求をつかみ、区政変革を実現していく決意です。

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