2021年04月16日 1670号
【重要土地規制法案反対で官邸前行動 戦争準備、沖縄差別許すな】
|
政府が3月26日に閣議決定した「重要土地規制法案」に反対し4月1日、官邸前で抗議集会が開かれた。約100人が「戦争準備のための私権侵害、土地収奪の悪法を許すな」と声を上げた(主催は沖縄・一坪反戦地主会関東ブロック)。
法案は、自衛隊基地や原発など重要インフラ施設の周辺約1`と国境に近い離島などを「注視区域」と指定し、国が土地所有者の氏名や国籍、使用目的など調査でき、売買の際には事前の届け出を義務づけるとするもの。不安や危機感を利用し、安全保障・テロ対策を口実に、私権制限・土地収奪と反対運動の抑え込みを狙っている。
「ミサイル基地いらない宮古島住民連絡会」から声明が届いた。「戦前は銃剣とブルドーザーで土地収奪されたが、今回は合法的に私権侵害・土地収奪し、デジタル法と相まって国民を管理統制して戦争を準備するもの。断固反対する」
主催者は「与那国島などでは島全体が対象地域となる。経済活動も制限され住民にとって死活問題だ。戦争準備、憲法違反、沖縄差別の悪法を許してはならない。法案の危険性はまだまだ知られていない。問題を広め阻止しよう」と訴えた。
 |
|