2021年04月30日 1672号

【国会前抗議行動 「現場は困惑」と自治体職員も声上げる】

 「平和と民主主義をともにつくる会・大阪」からは4人が行動に参加した。

 交渉でずらりと並んだ官僚15人。市民の思い、疑問に向き合う姿勢が微塵も感じられない早口の答弁に、この国の危うさを思った。

 交渉後の国会前抗議行動では、埼玉の「闘う僧侶」さんが「『森友』や『桜』で民主主義破壊の菅政権が何を狙っているのか。国民統制ですよ」と喝破。フェイスブックを見て来た東京在住の青年は「買い物していても監視カメラの多さに嫌になる。監視社会はやめてほしい」と訴える。

 関西から参加した自治体職員らも「現場はこの法案に困惑している」「自治体の持つ個人情報は絶対外部サーバーと接続せず、保護、運用してきた。それが骨抜きにされてしまう」と口々に危険性を訴える。

 小雨降りしきる中、「デジタル監視法案廃案」「個人情報は私たちのものだ」とコール。17時まで抗議を続け、永田町の議員らに法案通すなと訴えた。

(平和と民主主義をともにつくる会・大阪 田中秋子)

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