2021年05月07・14日 1673号

【コロナ対策やデジタル法反対署名/戸別訪問で市民と対話―大阪市】

 平和と民主主義をともにつくる会・大阪は4月24日、市民のためのコロナ対策要求やデジタル法反対を地域に広げようと大阪市城東区内で戸別訪問を行った。訪問が初めての2人を交えて練習も行い、感染防止策を徹底する中、13人6チームで計202軒を訪問した。

 緊急事態宣言発出の翌日、どんな対応になるか不安もあったが、34軒と対話でき、PCR検査拡大やデジタル法案反対の署名は各12筆。署名はせずとも「がんばってください」と声がかかる例など、市への要請に強い期待が感じ取れる。

 市民から寄せられたのは「都構想は住民投票の結果であきらめるべきだった。コロナ感染が発生した地区を小まめに発表してほしい。かかると怖いからPCR署名はさせてもらう」「コロナ禍で収入が減ってしまった」。デジタル法では「政治に関心はない」との声があった一方、個人情報が保護されなくなることを説明すると「監視されるのは嫌ですね」と反対署名に協力してくれた報告も。要求と反対世論を粘り強く広げる取り組みが進んでいる。
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