2021年05月21日 1674号
【さかいみほのじゃらんじゃらんinインドネシアU ジャカルタ編(1) 若い人ばかりの大都市ジャカルタ】
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皆さまこんにちは。前回シリーズの最終コラムから約4年が過ぎ、またこうして気ままに筆をとる機会に恵まれました。テリマカシ(ありがとうございます)。
2020年春、インドネシアでの仕事の任期を終えた私は、スマトラ生まれの愛猫と無事に帰国しました。終わりが見えない感染症との付き合いが続く中、何処にも行けないもどかしさから、過去の写真を眺めたりして思い出に耽る日々…皆さまにも暫しお付き合いいただきたく思います。
さて、私がこの数年暮らしていたのはインドネシア共和国の首都ジャカルタです。ジャカルタ、と聞けば皆さま何を連想されますでしょうか。スマトラに長く滞在経験がある私は、いきなり消えて数時間も復旧しない停電や、インドネシア風にアレンジされた日本の食べ物を出す店、牛やニワトリなどの家畜が通行する幹線道路に慣れていたのですが、初めての大都会暮らし。たくさんの戸惑いがありました。
何よりもまず、人が多いこと。ジャカルタと隣接する西ジャワ州およびバンテン州の都市を含め、Jabodetabek(ジャカルタ、ボゴール、デポック、タンゲラン、ブカシの頭文字をとり、ジャボデタベックと呼ばれる)大首都圏と呼ばれていますが、2020年のセンサスによれば、ジャカルタのみで人口は約1056万人、ジャボデタベック全体では2900万人を超えています。ちなみに、東京23区の人口は965万人、大阪市は275万人です。
その中でも、若い人が多いです。まち歩きをしていてもあちこち若い方ばかり。日本のように定年を過ぎても頑張られる方はあまり目にしません。ジャカルタの人口のうち大まかな労働力人口(15歳〜59歳、現在の一般的な定年年齢は57歳)は約68%に達します。若く、まだまだ勢いを感じる大都市なのです。
(2020年までインドネシア在住)
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