2021年05月21日 1674号

【第92回メーデー 外国人・非正規労働者と連帯し闘う 東京】

 5月1日、労働者の祭典メーデーは今年で第92回。東京・日比谷野外音楽堂からユーチューブで配信された全労協メーデーのスローガンは、4テーマ<福島原発事故を忘れない><コロナ解雇を許すな><9条改憲反対><8時間働けば暮らせる社会を>などだ。

 闘いの現場からは「外国人労働者だが、残業代なし、休暇も取らせない中で、労組を結成した。すると解雇に。不当解雇撤回で闘う」(全統一労組)「非正規労働者への差別に対し、全国7地方裁判所154人が集団訴訟で闘っている」(郵政ユニオン)など、外国人や非正規労働者の権利拡大と辺野古新基地建設反対の課題が強調された。

 首都圏なかまユニオンのメーデー交流会では、雇用共同アクションとともにデジタル法をテコとした労働者支配反対の課題を確認。ドキュメンタリー映画『人らしく生きよう 国労冬物語』を鑑賞し、「労働組合の存在の大切さ、様々な労組の連帯の重要性が再認識できた」とグローバル資本との闘いを通した労働者の連帯の重要性を確認した。


大阪中之島メーデーで 2つの裁判支援を訴え

 5月1日、3回目の緊急事態宣言下、大阪ユニオンネットワーク・全労協などが主催する第92回大阪中之島メーデーは、リアル集会で開催されました。

 連帯労組関西生コン支部武洋一書記長の開会宣言に続き、東リ偽装請負裁判を闘うL.I.A労組有田昌弘さんがアピール。教職員なかまユニオンの私は、大阪のコロナ蔓延、医療崩壊の元凶=松井・吉村の維新支配を問い、ただしていく裁判と位置づけ、「コロナ在宅勤務不払い裁判」と「『君が代』調教NO!処分取消裁判」の2つを報告し、支援を呼びかけました。

 全員で「コロナ解雇許さない」「スガ・吉村 今すぐヤメロ」のポテッカーを掲げ、団結頑張ろう。突然の豪雨や強風で残念ながらデモは中止となりましたが、明日からの闘いへ力が湧く集会となりました。

 2つの裁判の次回弁論は、「君が代」裁判6月30日11時半、「コロナ」裁判7月5日13時半、ともに大阪地裁809号法廷です。

(大阪・教職員なかまユニオン 松田幹雄)

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