2021年05月21日 1674号
【市民が主役の楽しさ あと一歩の悔しさ/あるがさんとともに 日野市長選を闘って】
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まさか「あるがさん」とは思ってもいませんでしたが、立候補者がなければ不正の責任者である現市長が再選。これは許せない。
政党でなく市民が選挙を担おうと、手さぐりで動き出します。“市民が主役”を第一に話し合い、行動を重ねてゆきました。
「あるが? 知らない」に答え、顔写真入りチラシを配布。数人1組でハンドマイクの辻立ち。苦手な人も、家から出て来てくれたり声をかけてくれるなどの変化に、「新緑の中、外での行動は楽しいよ」と。
豊田駅の第一声では、区画整理事業で悔しい目にあったOさんの思い、めざす会で取り組んできたことを基に「自分の思い、感じていることを発言しよう」と呼びかけ。それに応じ文章を書いてくれた市民の生活からの生の声は「そうだ」と共感を集めました。
公園のスポット宣伝を聞いて「私も」とマイクを取る人、豊かな自然の中で育った同郷のあるがさんを紹介する人、「税金は市民の生活に」と求める人―多くの市民の発言に、本当に市民の選挙だと感じました。
「あるがよろしく」「市長はあるがに」。チラシ配り、住宅地図作り。ビラが届いていないと取りに来る人、まだ配れるよとバイクで来てくれる人、街宣車と一緒に車で、バイクで応援する人。市民自らが行動を始めます。一人一人の良い面が生かされ、楽しく生き生き活動し、頼もしい。最終日の駅宣では大雨の中、旧友が親子で応援に。うれしく、皆さんの力に元気をもらった選挙戦でした。
1685票差の悔しい結果。あと一歩、あと一歩。多くの人が「悔しい」「何人も頼んだのに残念」「半分はNOだ。よく追いつめたね」「選挙に期待していなかったが、今回は勝たせたかった」「喪失感が大きい。しかしこれで終わりじゃない」「裁判で正そう」等々、事務所に貼り出した結果に立ち止まり、悔しさを共有し、次はという気持ちを表してくれました。私たちの訴えてきたことが、市政を何とかしたいと願う人たちの心を動かしたと思います。この一票一票を今後も大切にし、市民が主人公の町づくりを継続して取り組んでゆきます。
(日野・市民自治の町をめざす会 上地悦子) |
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